脅威と感じられているイランと紛争が絶えないイスラエル

中東というと、かなり紛争が多く起こり物騒な地域であるという印象を持っている人も多いことでしょう。
開発が進められているミサイルなどは射程距離も伸びてきており、射程範囲内に収まる国としてはかなり脅威を感じる存在でもあります。
イランやイスラエルなどの軍隊事情は、世界各国でも注目が集まるところです。

イスラエルにおける軍隊事情

イスラエルという国では、周辺のアラブ諸国との紛争が常に絶えないような地域でもあります。
しかしそれは逆に言えば、どこの国よりも実際に戦闘を行った経験が豊富である、ということでもあります。
イスラエルの装備では、アメリカから支援を受けているため、最新式の装備をそろえているというところにも特徴があります。
また、それだけではなく最近では自国の中で兵器を開発できるというほどにまで技術の進歩が進んできています。
空軍などは、アメリカからほとんど主力戦闘機を与えられる形で装備を整えているようです。
イスラエルの場合、全国民に兵役義務がありますから、何かあったときには動員できる兵力として17万7000人という数があります。

イランにおける軍隊事情

イランといえば国土がかなり広いことに加え、そこから産出される石油によって豊富な資金を得ている国でもあります。
また、人口も7000万人以上と多く、常備できる兵役の人数だけでも54万人以上にのぼります。
また、そこにイスラム革命防衛隊などが加われば、準軍隊として追加で20万人の動員人数があります。
装備としては、イスラム革命前のものが多く旧式のものではありますが、小火器は自国でも生産をすることが可能となっています。
イランが有しているミサイルに仮に核弾頭が搭載されたら、という点において、各国からは脅威と感じられています。

潤沢な装備が整っているサウジアラビア・南アフリカ

サウジアラビアでの軍隊事情

サウジアラビアでは、国土のうちほとんどが砂漠となっていますが、そこから産出される石油により豊富な資金を得ています。
そして、アメリカから最新の兵器を輸入するなどして、自国の軍隊を強化しています。
サウジアラビアがアメリカと友好的である限りは、サウジアラビアの装備強化も滞りなく行われていくことでしょう。

サウジアラビアでの装備

サウジアラビアの空軍では、F-15イーグル戦闘機を主力としており、この戦闘機の戦闘力は諸国でも高い評価を受けています。
それを、158機保有しているというのですから、潤沢な装備が整っているといえるでしょう。
F-15といえば、1984年にイラン空軍がF-4を侵攻させた際も、これによって撃墜が行われています。
また陸軍では、アメリカで主力であるM1戦車を保有しており、その数はなんと315輛にものぼります。
また海軍ではラファイエット級フリゲート艦を保有していて、こちらも湾岸諸国では非常に高い水準の装備といえます。

南アフリカでの軍隊事情

南アフリカのほうでは、地下から産出されるダイヤモンドなどの資源によって、こちらも豊富な資金を得ています。
兵士の数としては6万2000人程度ではありますが、周辺諸国のうちでは最も潤沢な軍事国家といわれています。

南アフリカでの装備

南アフリカでは、155ミリ自走榴弾砲G6という装備を有しており、これは国産兵器となります。
砂漠地帯の足場が悪い中でもキャタピラを使わずに高速で走れるものであり、アラビア半島へも輸出が行われるほど高い評価を得ています。

石油産出などの資源を利用するイラク・クウェート

イラクにおける軍隊事情

イラクにおいては、フセイン大統領の治世時には中東の中でも最大といえるほどの軍事国家となっていました。
アメリカからはイラン対策として、多くの最新兵器の提供を受けていたようです。
ですが、湾岸戦争以降ではイラク軍に侵攻能力は失われ、主に国内テロであったり暴動への対応を行うようになっていました。

イラクでの軍備

国境警備隊も準軍事組織として計上をすれば、兵力としての数は60万人程度になります。
また、それ以外にも民間の警備会社の軍組織として、治安維持を目的に掲げM1戦車を所有している組織なども存在します。
イラクでは多数装甲車や重火器などの装備を整えてはいますが、それだけ反政府勢力に対抗をしなければならないということが見えてきます。

クウェートでの軍隊事情

クウェートでは過去、1990年にイラク軍からの侵攻を受けたという事情があります。
その際は、軍上層部に経験が浅かったことや、軍事へ関心があまり高くなかったということが影響し、一日のうちに全土占領されてしまうという事態になりました。
湾岸戦争後には、産出される石油資源を利用し、軍備の強化を行っています。
人口がそもそも300万人に満たないため、国軍の兵力としては1万5000人程度となっています。
クウェートではアメリカからM1戦車、F-18ホーネットなどの最新の兵器を購入しているため、最新鋭の兵器で装備を整えている状態です。