陸軍に力を入れているフランスと平和維持活動を行うイタリア

フランスでの軍隊事情

フランス軍においては、軍事予算は世界でもトップクラスに入るほどの費用となっています。
イギリスなどは対GDP比の水準が認められていますが、フランスでも同じような水準を維持しています。
軍隊では、陸軍・海軍・空軍のバランスは取れているものの、配置として陸続きで他国と隣接しているという点に着目されているようです。
過去に、第二次世界大戦によって首都であるパリが占領された経験があるため、特に陸軍に力が入れられているようです。

フランス軍隊の兵力

フランスでは、2001年に徴兵制度が廃止されることとなったため、兵力も縮小されることになり、28万人ほどです。
しかし、兵力の絶対数が少なくなったものの、その反面として兵士それぞれの質は向上しているようです。
最新鋭のるクレール戦車を400保有するなど、軍備の整備が進められています。

フランスの海軍事情

フランス海軍では、シャルル・ド・ゴールという原子力空母が海軍を象徴する存在となっています。
シャルル・ド・ゴールは満水時の排水量4万トンにもなる空母ですが、さらに通常動力で7万トン級の空母を開発するという動きもあるようです。

イタリアでの軍隊事情

平和維持活動を行うNATO軍の主力の一つが、このイタリアの軍隊でもあります。
工業の発展に伴い、陸軍・海軍・空軍それぞれで最高品質の装備が整えられています。
開発される兵器には、チェンタウロのようなタイヤを使った個性的なものも見られますが、その能力の高さもまた保障されています。

経済悪化で軍事縮小するキューバと南米で唯一空母があるブラジル

キューバにおける軍隊事情

キューバはこれまで、たびたびアメリカとの対決を行ってきた国でもありますし、歴史的に見てもアメリカにとってあまり喜ばしい相手ではないでしょう。
例えば冷戦の時期などには、軍事援助をソ連から受けて装備を整えているなどしました。
しかし現在は支援を受けることもないため、そのときのまま装備が止まってしまっている状態でもあります。
経済も悪化したため軍隊の規模そのものを縮小せざるを得ず、現在は兵力が8万人程度の規模になっています。
キューバ軍には戦車が2000輛ほど保有されていますが、そのほとんどは旧式のものであり最新鋭の装備ではありません。

ブラジルにおける軍隊事情

ブラジルといえば、南アメリカ大陸の中でも最も強い力を持つ国家であるといえるでしょう。
現時点で、ブラジル軍に在籍しているのはほとんどが志願兵という状態になっています。
しかし、国として兵役義務が18歳以上の男性にはあるので、何かあった際には2億人の人口の中から大量に動員をすることも可能です。
ブラジルという国自体は、これまでにも内戦がなく周辺諸国との交戦経験もないので、実践の経験が不足しているという状態でもあります。
ブラジルでの装備は、サン・パウロというフランスから購入をした空母が存在しています。
南米の国の中でも、空母を有しているのはこのブラジルだけなのです。

イージス艦を保有しているスペインと東西が融合するドイツ

ドイツでの軍隊事情

ドイツは過去、東西に分断させられていたという経験を持ちます。
そんなドイツでは、常に軍備強化が題目として掲げられており、その流れの中で1990年に統一された際、強力な両軍が融合することになりました。
2000年代からは、平和維持活動をNATO軍主導で行うなど、様々な活動を見せています。

ドイツでの徴兵制度

ドイツでは徴兵制度が存在しており、予備役も含めた兵力は40万人にも達します。
元から陸軍が強い軍隊であり、現在も戦車を開発する能力の高さによって注目を集めています。
ドイツ軍の主力戦車であるレオパルド2などは、欧州での標準戦車とまでされるほどの高い能力を有しています。
また潜水艦の分野では、通常型の潜水艦を作る能力はドイツは世界でも最も高いといわれています。
小型のものを好んで開発する傾向にありますが、水素燃料電池で動く212型の開発なども行われました。

スペインの軍隊事情

スペインといえば、ヨーロッパの中でも唯一イージス艦を保有している国でもあります。
アルバロ・デ・バザン級のイージス艦が、2002年から保有されています。
さらに2013年には6隻がそろえられ、世界でも最高水準の艦隊防空能力を有するイージス艦がそろい踏みになりました。
NATO軍の合同艦隊においては、スペイン艦隊によって艦隊防空が行われることとなっています。
そのため、NATO軍の中でも防空能力は他から抜きんでた優秀さがあります。

ソ連軍の存在が大きいロシア

ロシア連邦軍の特徴

ロシア連邦軍が生まれる前の母体となったのは、ソ連軍の存在です。
T-50など最新の戦闘機を開発しているなど、優秀な能力を有しているのは、過去にアメリカとの冷戦経験があるからでしょうか。
中でも、スホーイ社によって開発されている戦闘機は日本でも一部のマニアに人気が高く、独特のフォルムが魅力を感じさせるようです。

ソ連から力を引き継いだロシアの軍隊

アメリカに対抗するための軍事力は、ソ連からロシアへと引き継がれることになりました。
しかし、目的であった冷戦という戦闘の存在がなくなったため、軍隊を運営することにあまりに力を割きすぎる必要はなくなりました。
そして、その流れで国防費も縮小されていき、2008年度になると中国がロシアの国防費を追い抜くことになりました。

ロシア連邦軍の徴兵制

ロシアでは、満18歳から2年間に渡る兵役義務が課されるのですが、これは社会奉仕によって代替することも可能です。
そのため、兵役義務を選択しないということも可能になり、それが兵士の数の減少にもつながっています。
2013年には兵員を削減しており、退役した将校の補充なども行われなかったようです。

ロシア連邦軍の戦車

ロシアの軍隊は、特に戦車の開発という分野において高い評価を受けています。
例えばT-90などの主力戦車は、さかのぼることソ連の時代から開発が行われていました。
しかし、それでもアメリカのM1エイブラムスなどと比較をしても遜色がないほどの砲力を有しています。

韓国・北朝鮮は牽制状態が続いている

韓国での軍隊事情

韓国においては、世界でも最も質の高い装備を備えており、海軍もこれまではあまり能力は高くありませんでしたが、現在では日本の海上自衛隊にとっても脅威と感じられるレベルの強化が施されています。
1951年の朝鮮戦争の際には、停止した以降も北緯38度線で北朝鮮との牽制状態が続いているため、陸軍の強化も行われています。

韓国での兵力

徴兵制が存在しているため世界でも第六位というレベルの兵力を有しています。
さらに、兵力に差のある北朝鮮に対抗をするために、最新鋭の対戦車ミサイルをアメリカから購入するなどし、装備面で朝鮮人民軍への対抗が進められています。
韓国軍にとっては、長らく北朝鮮との戦闘を視野に入れてきたようですが、昨今では日本との間にある領土問題によって、仮想敵国として日本が想定されている可能性もあるようです。

北朝鮮での軍隊事情

北朝鮮では、兵力として100万人を超える規模となっておりますが、兵器そのものは旧式のものが多くなっています。
しかし、それでも絶対数が多いために、陸続きである韓国にとっては、脅威としてとらえざるを得ない状態となっています。
日本であっても、弾道ミサイルが射程距離に入っていますので、十分警戒をしなければならない相手でもあります。
兵力は非常に高いレベルなので、仮に100万人以上の軍隊が侵攻すれば、韓国は抑えることはできないでしょう。

台湾・インドなどは緊迫した状況が続いている

台湾での軍隊事情

台湾では、台湾海峡において中国の人民解放軍との牽制が続いています。
1949年以降になると、台湾海峡はいつそこで戦闘が起こってもおかしくないという緊迫した状況になっています。
台湾では、兵役義務がありますので、陸軍の兵力はおよそ20万人になります。
しかし、人民解放軍に上陸されると勝ち目がないため、海軍と空軍に対して最新の兵器を整えています。
上陸が行われた場合、台湾海峡で敵を排除してそれを阻止するという戦略になっているようです。

台湾でのフリゲート艦

台湾が有している4000トン級のフリゲートには、雄風SSM4連発射機2基が搭載されており、これは台湾が独自に開発を行ったものです。
また、有効射程範囲に上海をとらえる、巡航ミサイル雄風2型の開発も進められています。

インドでの軍隊事情

インドは、国境の問題からパキスタンや中国とたびたび紛争を起こしてきた経験があります。
そして、経済の発展とともに、軍備の強化を進行させている段階にあります。
軍事費としては、核開発や宇宙開発の予算は別計上ですが、これも含めて考えれば中国と同じレベルの水準になります。
また核兵器の保有もしており、アグニ2型などはパキスタンの首都をとらえており、アグニ3型は中国の主要都市も射程距離となっています。

周囲の制海権を守るオーストラリア・ニュージーランド

オーストラリアという国は、人口として2100万人程度となっています。
そして、その中では陸軍として計上できる兵力は、10万人に満たない程度の規模となっています。
陸軍における主力である、M1エイブラムスA1戦車も、保有しているのは60輛程度なのです。

オーストラリアの防衛能力

陸軍のその装備だけでは広いあの国土を防衛することは難しいのではと思うかもしれませんが、実際はオーストラリアは海によって隔離されています。
そのため、周囲の制海権を守るための豊富な海軍と空軍が存在し知恵れば問題はないのです。
実際、海軍ではフリゲート艦アンザック級が8隻配備されていたり、アデレード級フリゲートも6隻配備されているなど、海軍の装備としては十分です。
また空軍では、主力となるのはF-18ホーネットであり、その数はなんと200機にものぼります。

ニュージーランドにおける軍隊事情

ニュージーランドでは、二度の世界大戦によってオーストラリアと合同編成によって戦闘を行うなど、隣国のオーストラリアとの協力体制が強く取られました。
ニュージーランドでは400万人ほどの人口しかないため、常備できる兵力も1万人に満たない程度の規模となっています。
予備役を計上できるとしても、その数は1万3000人程度にしかなりません。
こちらも、陸軍兵力には不安がある規模なものの、海軍では兵力は十分に配備されているようです。

脅威と感じられているイランと紛争が絶えないイスラエル

中東というと、かなり紛争が多く起こり物騒な地域であるという印象を持っている人も多いことでしょう。
開発が進められているミサイルなどは射程距離も伸びてきており、射程範囲内に収まる国としてはかなり脅威を感じる存在でもあります。
イランやイスラエルなどの軍隊事情は、世界各国でも注目が集まるところです。

イスラエルにおける軍隊事情

イスラエルという国では、周辺のアラブ諸国との紛争が常に絶えないような地域でもあります。
しかしそれは逆に言えば、どこの国よりも実際に戦闘を行った経験が豊富である、ということでもあります。
イスラエルの装備では、アメリカから支援を受けているため、最新式の装備をそろえているというところにも特徴があります。
また、それだけではなく最近では自国の中で兵器を開発できるというほどにまで技術の進歩が進んできています。
空軍などは、アメリカからほとんど主力戦闘機を与えられる形で装備を整えているようです。
イスラエルの場合、全国民に兵役義務がありますから、何かあったときには動員できる兵力として17万7000人という数があります。

イランにおける軍隊事情

イランといえば国土がかなり広いことに加え、そこから産出される石油によって豊富な資金を得ている国でもあります。
また、人口も7000万人以上と多く、常備できる兵役の人数だけでも54万人以上にのぼります。
また、そこにイスラム革命防衛隊などが加われば、準軍隊として追加で20万人の動員人数があります。
装備としては、イスラム革命前のものが多く旧式のものではありますが、小火器は自国でも生産をすることが可能となっています。
イランが有しているミサイルに仮に核弾頭が搭載されたら、という点において、各国からは脅威と感じられています。

世界でもトップクラスの軍事力を誇るイギリス・スイス・ベルギー

イギリスの軍隊の特徴

イギリスでは、世界でもトップクラスの軍事予算を計上している国です。
世界に属領が広がっているので、その権益を保護するという目的から、特に注力をしているのは海軍のようです。
イギリスの場合、自国でも最新兵器開発が可能であるため、海軍における様々な技術はイギリス海軍によって生み出されてきました。

スイス軍隊の特徴

スイスといえば、永世中立国というイメージが定着しているのではないでしょうか。
スイスはヨーロッパの中央に存在する国ですが、そんなスイスが中立の立場を保つことができたのは、強力な軍隊を有しているがこそともいえます。
精密機械の生産などの産業が進化していくにつれ、兵器産業も次々に発展をしていくことになりました。
スイスには機関銃や装甲車の開発メーカーが存在し、他国への武器の輸出も行っています。

スイスにおける国防

スイスでは、国民皆兵という言葉が国策として行われています。
そのため、家庭ごとに自動小銃が置かれていおり、地域単位では対戦車砲が配置されるのが当たり前なのです。
全国民が、兵としての責務を持ち、侵略された場合に国を守るために準備をしておくという理念が徹底されていまうs。

ベルギーでの軍隊

過去、ベルギーという国は何度も何度も他国に侵攻されてきたという経験があります。
冷戦の終結により、軍縮されてはいますが、それでも4万人の現役兵を有しています。
さらには、もし有事の際には予備で10万人を動員することが可能とされ、兵力に替わる機械化も進められています。

ベルギーでの空軍と海軍

ベルギー陸軍では、主にレオパルド2が主力として用いられますが、スイス製のピラーニャという装甲戦闘車量なども多数有しています。
それに対して空軍では軍縮が進められていて、F-16の数は今や100機以下になってしまいました。
しかし、現在空軍では無人偵察機を使い、偵察能力を高めることが主軸に置かれています。
海軍の場合、カレル・ドールマン級フリゲートを持つなど、高い防空能力を有しています。

熟練度・武装レベルが高いアジアは注目されている

自衛隊といえば、主にアメリカの兵器を中心に武装をしていることで知られています。
また、隊員それぞれの熟練度も非常に高く、水準は高いレベルで保たれているといえるでしょう。
台湾は中国と牽制を続けている状況ですが、その中でも最新武装を整備しています。
日本にとっては、特に北朝鮮や中国、ベトナムの軍事力についても注目されているようです。

日本での軍隊事情とは

日本ではイージス艦を保有しており、さらに保有する戦闘機としては世界最強との触れ込みのあるF-15を世界でも第二位というレベルで保有しています。
海軍と空軍の軍備においては、世界の軍隊と比較をしても遜色のないレベルになっているといえるでしょう。
日本の国民からは、実践で使えるものなのかと疑問の声があげられることばかりですが、周辺の国々にとっては注目に値するだけの兵力を十分に有しているのです。
しかし、日本は憲法九条などの制約があるため、あくまで軍備は防御を目的として特化されています。

陸上自衛隊の軍備とは

陸上自衛隊では、世界でも最高クラスの装甲と砲力を有する、90式戦車を有しています。
搭載された火器管制システムは、高速で走行しながら連続射撃を行うことを可能にしているなど、アジアの中でも機械化の進行レベルは非常に高いといえます。

中国での軍隊事情

中国といえば人の数がとにかく多いというイメージですが、それは軍隊にも言えることでした。
もともとは数だけが多かったというような状態の中国軍でしたが、最近ではハイテク機の整備を行うなど水準の向上が進められています。
今では、アメリカ軍でも脅威を感じるほどのレベルになっているようです。
また、中国は核拡散防止条約により、核の保有を認められている国でもあります。
中国では世界第五位というレベルでの核兵器を保有していますが、近年では第四位であったイギリスを既に抜いているのではないかという見方もあります。